副院長/部長
足利 貴志(あしかが たかし)
専門領域
- 循環器病学
- 心臓及び末梢血管インターベンション
- 心臓薬理
資格等
- 日本内科学会認定内科医・指導医
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本心臓病学会評議員
- 日本心血管インターベンション治療学会専門医、代議員
- 日本脈管学会評議員
- 日本心血管画像動態学会評議員
- 医学博士
初診の方は、おかかりの医療機関の紹介状と受診日の事前予約が必要となります。
(産科(12週まで)を除きます)
詳しくはこちらをクリックしてください。
これまで冠動脈の治療用に使用されていましたエキシマレーザー治療が大腿膝窩動脈に留置されたステント内再狭窄(ISR: In-Stent Restenosis、以下ISR)および再閉塞病変に対して一部の施設で使用できることになりました。当院では下肢に対するエキシマレーザー治療を開始しております。
インペラは左心室負荷を直接軽減する補助人工心臓の一つであり、当院では2020年インペラの施設認定を受け、治療が可能となりました。実際には、急性心筋梗塞や重症心不全、劇症型心筋炎などで心原性ショック(自分の心臓で、全身に血液を十分に送ることができない状態)に陥った患者さんに対して、心臓の代わりとなって全身に血液を送るための循環補助装置として使用いたします。
心房細動により血栓のできる場所の約9割が左心房にある「左心耳」でできると言われています。WATCHMANは、開心術をする必要がなく、鼠径部の静脈から細い管(カテーテル)を通して心臓に挿入し、左心耳を閉鎖してしまうデバイスです。500円硬貨ほどのサイズで、左心耳を塞ぐように設計されており、手術後にはWATCHMANを覆うように内皮化が進み、左心耳が永久的に閉鎖されることによって脳梗塞のリスクを抗凝固療法並みに低減させながら、抗凝固薬の服用を中止することができるようになるデバイスです。日本循環器学会から示されているガイドラインでは、以下のうち1つ以上を含む出血の危険性が高い患者さんがWATCHMANの適応基準となっています。
最新256列MDCT装置を導入いたしました。さらに、FFRCTを用いた冠動脈検査も可能になりました。今回導入したFFRCTは、冠動脈CT画像から3Dモデルを構築し、数値流体力学を使用することで、冠血流予備量比(Fractional Flow Reserve:FFR)を測定することを可能にした技術で、冠動脈治療方針の決定に有用であることが示されております。この検査を受けるために検査委託先(Heart flow社;米国)にCTデータを送付し、解析を行います。当院では個人情報を厳重に保護した上でデータを送付いたします。この検査は、厚生労働省から厳格な実施施設基準が制定され、使用できる施設は限定されております。費用は健康保険の対象となります。
当科は15名のスタッフで外来・病棟の診療と救急医療を行っています(令和3年1月現在)。循環器科医師は当直を行っており、夜間休日にかかわらず院内院外のあらゆる循環器救急(急性心筋梗塞症、急性心不全、急性大動脈解離、重症不整脈、急性肺塞栓症(エコノミークラス症候群)等)に対応しております。また心臓以外の病気をお持ちの方にも、各科の専門医師と緊密に連携して治療に当たっておりますのでご安心ください。
夜間休日でも対応可能な緊急検査体制と治療体制を整え、成果を挙げてまいりました。緊急でない場合は心エコー、心筋シンチ、冠動脈MDCT,心臓MRI、冠動脈FFRなどの検査を介して治療方針を立てます。PCI(経皮的冠動脈インターベンション)あるいは、冠動脈バイパス手術の適否については、患者さんが十分に理解納得された後に、最適と考えられる治療を行っております。心臓血管外科とは定期的にハートカンファランスを行っており、協力して治療にあたっております。PCIに関しては、慢性完全閉塞病変や石灰化を含めた難度の高い病変に対しても豊富な治療経験があり、ロータブレーター、ダイヤモンドバック、エキシマレーザー、DCAなどの特殊なデバイス治療にも精通しております。
頻脈性不整脈(脈が著しく速くなる)の根治的治療であるカテーテル心筋焼灼術(アブレーション)を積極的に行っております。WPW症候群などの発作性上室性頻拍や心房細動、心房粗動といった上室性不整脈だけでなく、心室性期外収縮、心室頻拍といった心室性不整脈にも対応しております。3Dマッピングシステム(CARTO, Ensiteシステム, リズミア)や冷凍凝固(クライオ)アブレーションなど最新の機器装置を装備し、高水準の治療を提供しております。アブレーション治療だけでなく、高度徐脈(脈が著しく遅くなる)に対するペースメーカー治療(リードレスペースメーカーを含む)や致死的不整脈に対する植込み型除細動器(ICD)、重症心不全に対する両心室同期ペーシング治療(CRT)といった植込みデバイス治療にも対応しております。万一のデバイス感染の際には、エキシマレーザーなどを用いたペースメーカー、リードシステム抜去も実施可能な体制を整えております。また、Watchman左心耳閉鎖デバイスも行っております。
高齢化に伴い、急性心不全の方は非常に増えています。長期にわたる安定化を目指す治療を行っています。重症者につきましては、コメディカルスタッフと協力して対応してまいります。
長時間安静がきっかけとなり発症するこの疾患は、診断が困難でしかも診断されなければ致死率が高いことが知られています。この疾患に対しては先進的な取り組みをしており、下大静脈フィルターを併用した二次予防と血栓溶解薬・抗凝固薬による治療成績は極めて良好です。慢性肺血栓塞栓症に対して、経皮的肺動脈拡張術を行っております。
糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙などから末梢血管の動脈硬化・狭窄を来たし、間歇性跛行や皮膚潰瘍に至ることがあります。当科ではCT、MRI、エコー検査など行い、必要に応じて末梢動脈疾患に対する血管内治療を行っております。通常のバルーン治療、ステント治療に加えて、クロッサー、エキシマレーザーなどの特殊デバイスを用いた治療も行います。また複数科で連携し、最善の治療を行なってまいります。
武蔵野市、三鷹市、小金井市、西東京市、府中市、調布市、狛江市、小平市、清瀬市、東久留米市やその他の多摩地区、練馬区、杉並区、中野区やその他の東京都23区内の医師会の先生方、埼玉県、神奈川県の医師会の先生方とも、密接な連携を行っておりますので、かかりつけの先生方を通じて是非ご相談下さい。
外来スタッフや他部門のコメディカルの協力も得て、外来患者さんを対象に2か月毎に「心臓病教室」(水曜日、14時から)を開催しています。ホームページ内で予定がご覧になれます。
副院長/部長
足利 貴志(あしかが たかし)
専門領域
資格等
部長
野里 寿史(のざと としひろ)
専門領域
資格等
役職・氏名 | 専門領域 | 資格等 |
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副部長 永田 恭敏 (ながた やすとし) |
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医師 李 哲民 (り てつみん) |
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医師 永嶺 翔 (ながみね しょう) |
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医師 金子 雅一 (かねこ まさかず) |
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医師 宮﨑 亮一 (みやざき りょういち) |
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医師 渡辺 敬太 (わたなべ けいた) |
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医師 大方 信一郎 (おおかた しんいちろう) |
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医師 新田 義一 (にった ぎいち) |
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医師 長瀬 将 (ながせ まさし) |
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医師 松山 麻央 (まつやま まお) | ||
医師 堀江 知樹 (ほりえ ともき) |
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医師 中島 良太 (なかじま りょうた) |
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医師 岸上 哲也 (きしがみ てつや) |
心臓カテーテル検査、心臓電気生理学的検査、心臓超音波検査、トレッドミル検査、ホルター心電図、心臓核医学検査、心臓MRI、心臓CT(FFRCT冠動脈検査も可能)、足関節上腕血圧比(ABI)、皮膚組織灌流圧(SPP)など
冠動脈治療
ステント、薬物溶出性バルーン、ロータブレーター、ダイヤモンドバック、エキシマレーザー、DCAなど
不整脈治療
カテーテル心筋焼灼術(発作性心房細動、持続性心房細動、心房粗動、WPW症候群、発作性上室性頻拍、心室頻拍など)
植え込み型デバイス(体外式ペースメーカー、恒久的ペースメーカー(リードレスペースメーカー含)、ICD(植え込み型除細動器)、両室ペーシング(CRT:Cardiac Resynchronization Therapy)Watchman左心耳閉鎖デバイスなど)
末梢動脈疾患に対する血管内治療
ステント、薬剤溶出性バルーン、クロッサー、エキシマレーザー
心不全などの治療
経皮的大動脈弁拡張術(PTAV), 下大静脈フィルター
年間入院患者数 | 1975例 |
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入院延べ患者数 | 16312例 |
平均入院日数 | 7.9日 |
急性心筋梗塞数 | 227例 |
心不全入院数 | 236例 |
急性大動脈解離数 | 37例 |
ホルター心電図 | 1477例 |
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経胸壁心エコー | 8260例 |
経食道心エコー | 234例 |
心筋シンチ | 1054例 |
トレッドミル運動負荷試験 | 143例 |
冠動脈CT | 403例 |
電気生理検査のみ | 9例 |
冠動脈造影検査 | 739例 |
心筋生検 | 3例 |
ループレコーダー | 7例 |
冠動脈インターベンション(PCI) | 612例 | ||
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緊急PCI | 184例 | ||
薬剤溶出性ステント(DES) | 389例 | ||
薬剤溶出性バルーン(DCB) | 298例 | ||
ロータブレーター | 29例 | ||
ダイヤモンドバック | 100例 | ||
エキシマレーザー | 125例 | ||
DCA | 10例 |
カテーテルアブレーション | 330例 | ||
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発作性上室性頻拍症 | 42例 | ||
房室結節リエントリー性頻拍 | 29例 | ||
副伝導路症候群 | 13例 | ||
心房細動 | 219例 | ||
心房粗動 | 22例 | ||
心房頻拍 | 18例 | ||
心室性期外収縮 | 17例 | ||
心室頻拍 | 11例 | ||
その他 | 1例 |
Watchman左心耳閉鎖術 | 6例 |
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ペースメーカー植え込み術(新規) | 96例 |
植え込み型除細動器(ICD)(新規) | 7例(S-ICD 1例) |
心臓再同期療法(CRTP, CRTD)(新規) | 9例 |
デバイス交換術(PM,ICD, CRTP/D) | 74例 |
末梢血管インターベンション(EVT) | 145例(経皮的肺動脈拡張術 4例) | ||
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補助循環 | 99例 | ||
IABP | 67例 | ||
PCPS | 32例(救命救急科を含む) | ||
下大静脈フィルター | 11例 |
紹介率 | 逆紹介率 | |
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2020年度(1月~12月) | 115.3% | 165.3% |
当院では以下の研究を実施しております。
この研究は、通常の診療で得られた(る)記録を使用して行われます。このような研究は、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開することが必要とされています。研究結果は学会等で発表されることがありますが、その際も個人を特定する情報は公表いたしません。
責任者:循環器科 副部長 永田恭敏
対象:当院にてカテーテルアブレーションを施行される患者様
内容:一般社団法人 日本不整脈心電学会主導、日本国内でカテーテルアブレーションを施行された患者様に対する全例登録プロジェクトです。手術や治療の効果やリスクを検証するために行われています。
対象:当院にて心房細動に対して初回のカテーテルアブレーションを施行される患者様
内容:飲酒は心房細動の原因になることがわかっています。今研究では心房細動アブレーションを受けた患者様の飲酒量を調査し、治療成績との関連を比較する事を目的としています。
対象:当院にて心房細動に対して初回のカテーテルアブレーションを施行される患者様
内容:心房細動等に伴う心原性脳塞栓症は脳梗塞において、最も重症度が高いとされています。今検討では初回の経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)を施行した患者様の、その後の脳卒中発生の頻度等を検討する事を目的としています。
詳細
2017年12月から2018年11月までに当院循環器科で冠動脈重度石灰化病変に対してDiamondback360マイクロクラウンで治療を受けられた(る)方
本研究の目的は、本先進的デバイスを用いた冠動脈治療が日本の臨床現場でより安全に行われるように治療成績を調査して、探索的にその問題点を明らかにすることです。
【研究実施期間:当院院長承認後~2020年11月】
湘南鎌倉総合病院へのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。データは個人を特定できないように研究事務局宛に症例報告書を郵送にて提出をいたします。対応表は、当院の個人情報管理者が保管・管理します。
実施施設・施設責任者一覧
実施施設名 | 責任者名 | 職名 | 連絡先 | |
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湘南鎌倉総合病院 | 循環器内科 | 齋藤 滋 | 総長・主任部長 | 0467-46-1717 |
宮崎市郡医師会病院 | 心臓センター | 柴田 剛徳 | 副院長 | 0985-24-9119 |
京都桂病院 | 心臓血管センター | 中村 茂 | 所長 | 075-391-5811 |
済生会横浜市東部病院 | 心臓血管センター | 伊藤 良明 | センター長 | 045-576-3000 |
札幌東徳洲会病院 | 循環器内科 | 山崎 誠治 | 部長 | 011-722-1110 |
武蔵野赤十字病院 (東京医科歯科大学) | 循環器科 | 足利 貴志 | 部長 | 0422-32-3111 |
豊橋ハートセンター | 循環器内科 | 松原 徹夫 | 副院長 | 0532-37-3377 |
上尾中央総合病院 | 循環器内科 | 緒方 信彦 | 科長 | 048-773-1111 |
岐阜ハートセンター | 循環器内科 | 松尾 仁司 | 院長 | 058-277-2277 |
高井病院 | 循環器内科 | 西田 育功 | 主任部長 | 0743-65-0372 |
広島市民病院 | 循環器内科 | 塩出 宣雄 | 主任部長 | 082-221-2291 |
榊原記念病院 | 循環器内科 | 桃原 哲也 | 部長 | 042-314-3111 |
小倉記念病院 | 循環器内科 | 安藤 献児 | 主任部長 | 093-511-2000 |
横浜市立大学 | 循環器内科 | 菅野 晃靖 | 准教授 | 045-787-2800 |
天理よろづ相談所病院 | 循環器内科 | 中川 義久 | 部長 | 0743-63-5611 |
金沢医科大学 | 循環器内科学 | 北山 道彦 | 教授 | 076-286-3511 |
自治医科大学さいたま医療センター | 循環器内科 | 坂倉 建一 | 准教授 | 048-647-2111 |
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、情報が当該研究に用いられることについて患者さまもしくは患者さまの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さまに不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
医療法人沖縄徳洲会 湘南鎌倉総合病院
循環器内科 部長 田中 穣
連絡先電話番号 0467-46-1717(代表)
住所 〒247-8533 神奈川県鎌倉市岡本1370-1
当院の研究責任者:
循環器科 部長 足利 貴志
住所 〒180-8610 東京都武蔵野市境南町-26-1
0422-32-3111
当科は一般社団法人 日本不整脈心電学会認定施設であり、学会主導のカテーテルアブレーション全例登録プロジェクト(J-AB)に参加しております。
当科で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重、疾患分類、合併症など)を登録します。J-ABに患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。IDと患者さんを結びつける対応表は当科で厳重に管理し、J-ABには提供しません。
登録する情報は、それ自体で患者さん個⼈を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。当科及びJ-ABでは登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報の保護に関する法律」、「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。データの公表にあたっては、J-ABが承認した情報のみが集計データとして公表されます。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。
データを登録されたくない場合は、登録を拒否して頂くことができます。当科のスタッフにお伝えください。 また、登録されたご自身のデータの削除を希望される場合も、当科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。
責任者:循環器科 副部長 永田恭敏
当院では「心房細動アブレーション後の飲酒量と心房細動再発率の関連を検討する多施設コホート研究」に参加しております。心房細動アブレーション後の飲酒量が心房細動アブレーションの治療成績と関連があるか検討する研究です。東京医科歯科大学医学部附属病院 循環器内科が中心となり行われており、全国10施設による多施設研究です。
心房細動発症の原因として高血圧や加齢が知られていますが、飲酒も心房細動の原因となりうることがわかっています。そのため、心房細動アブレーションを施行しても、アブレーション治療後に心房細動の原因である飲酒を継続すると心房細動が再発しやすいと考えられていますが、そのことを示したデータはこれまで全くありません。そこで、本研究では、心房細動アブレーション後に飲酒量を減らすことができた患者様と減らすことができなかった患者さんの、治療成績を比較することを目的としています。
本研究は、当院を含めた日本の10施設が参加しています。参加施設で初めて心房細動に対してカテーテルアブレーションを受けられる患者様を対象とします。カテーテルアブレーションの方法は、その施設で通常行われている方法とし、本研究に参加していただくことにより特別な方法をとることはありません。また、アブレーション後は心電図や24時間Holter心電図など通常の検査を行い、術後から1年間に心房細動の再発がないか評価をさせていただきます。当院ではアブレーション治療後には、一週間の飲酒量としてアルコール30g(ビールであれば約700ml)以下を理想的な飲酒量と患者さんにお伝えしていますが、退院後の実際の飲酒量を外来で伺わせていただきます。その他、患者様の性別、年齢、身長、体重などのデータや血液検査データなども調査させていただきます。
研究にあたっては、個人情報を直接同定できるような情報は使用いたしません。お名前の代わりに本研究用のIDを使用します。IDと患者さんを結びつける対応表は当科で厳重に管理し、他施設に個人情報は提供しません。この研究成果は、学会発表および学術論文として公表される予定です。
この研究へのご参加をご希望されない場合、研究に関するご質問等は当科スタッフにお問い合わせ下さい。
また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被るようなことは一切ございません。
今研究は直接のご同意は頂かずに、この掲示によるお知らせをもって通院中の患者さんからご同意を頂いたものとして実施いたします。
皆様方におかれましては研究の主旨をご理解頂き、研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。
責任者:循環器科 副部長 永田恭敏
当院では「心房細動に対するカテーテル心筋焼灼術の脳梗塞予防効果に関する検討」に参加しております。心房細動等に伴う心原性脳塞栓症は脳梗塞において、最も重症度が高いとされています。東京医科歯科大学医学部附属病院を中心に、横須賀共済病院、さいたま赤十字病院とともに、心房細動に対して初回の経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)を施行した患者様の、その後の脳卒中発生の頻度等を検討する多施設共同研究です。
脳梗塞のうち最も重症度が高いのは心原性脳塞栓症とされており、その予防には抗凝固薬が有効とされています。心房細動には経皮的カテーテル心筋焼灼術が有効であり本邦でも年間約7万件に施行されています。しかし焼灼術が心原性脳塞栓症の減少に有効か否かに関する過去の症例を検討した研究は存在していますが、前向き研究(予め対象群を定め、試験結果を未来に向けて収集して評価する研究)の結果は限られています。そこで東京医科歯科大学医学部附属病院および関連施設(横須賀共済病院、さいたま赤十字病院、当院)で初回焼灼術施行症例(年間約800例)を前向きに3年間登録し2から5年間の経過観察を行い心筋焼灼術後の脳卒中の頻度、死亡率を検討します。さらに一次予防及び二次予防に対する焼灼術の有効性を検討し、それらを薬物療法に関する既出の報告と比較検討することにより日本人におけるエビデンスを確立する事を目的としています。
2018年から2020年に心房細動(発作性、持続性を問わず)に対し初回カテーテル心筋焼灼術を施行した連続500症例(全体2400例)を対象とし、症状の評価、心電図および画像評価、合併症について検討させて頂きます。
研究にあたっては、個人情報を直接同定できるような情報は使用いたしません。お名前の代わりに本研究用のIDを使用します。IDと患者さんを結びつける対応表は当科で厳重に管理し、他施設に個人情報は提供しません。この研究成果は、学会発表および学術論文として公表される予定です。
この研究へのご参加をご希望されない場合、研究に関するご質問等は当科スタッフにお問い合わせ下さい。
また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被るようなことは一切ございません。
今研究は直接のご同意は頂かずに、この掲示によるお知らせをもって通院中の患者さんからご同意を頂いたものとして実施いたします。
皆様方におかれましては研究の主旨をご理解頂き、研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます
責任者:循環器科 副部長 永田恭敏
武蔵野赤十字病院循環器科 野里 寿史
東京都CCU 連絡協議会会長 高山 守正
当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。
この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当科が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
2011年1月1日以降、当科で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。NCDに患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。IDと患者さんを結びつける対応表は当科で厳重に管理し、NCDには提供しません。
登録する情報は、それ自体で患者さん個⼈を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。当科及びNCDでは登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報の保護に関する法律」、「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。データの公表にあたっては、NCDが承認した情報のみが集計データとして公表されます。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。
データを登録されたくない場合は、登録を拒否して頂くことができます。当科のスタッフにお伝えください。
また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。
当科からNCDへ登録した情報が正しいかどうかを確認するため、NCDの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。
当科がこの調査に協力する際は、NCDの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さんとIDの対応表や氏名など患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。
本事業への参加に関してご質問がある場合は、当科のスタッフにお伝えください。また、より詳細な情報は下記に掲載されていますので、そちらもご覧ください。
武蔵野赤十字病院循環器科 野里 寿史
外来担当医表はこちらです。