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外来のご案内

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外科 【常勤医師数13名】

診療科の紹介

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当院は平成20年に「地域がん診療連携拠点病院」として認定されており、北多摩地域の消化管、肝胆膵のがん診療の中心的役割を果たしています。また昭和52年に「救命救急センター」に指定されて以来救急医療の要として24時間体制で腹部救急疾患の治療に当たっております。

当科の年間手術件数は約1000件で、うち「胃がん」、「大腸がん」、「肝・胆・膵がん」患者の手術が約35%を占めております。それぞれ「臓器別の専門チーム」がガイドラインや科学的根拠に基づいた治療を提供しております。他科のスタッフや専門職のスタッフとの連携を密に行っている事も当科の特徴であると自負しております。化学療法は主に通院で専用の治療室で落ち着いた雰囲気のもと腫瘍内科や専門スタッフと連携して行っております。

また「腹部救急疾患」についても力を入れており、手術件数の約25%を緊急手術が占めているのが現状です。時期を逸することなく全員で対応しております。

「低侵襲治療」としての腹腔鏡手術は1992年より開始し、胆石症に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術はもちろんの事、大腸切除、胃切除、虫垂切除、副腎摘出術など多くの手術で応用しております。開腹手術全体のうち約40%強を腹腔鏡下で行っております。

一方平成18年より地域医療支援病院の認定を受けており、地域の先生方と一緒に継続性のある適切な医療を提供しております。例えば大腸がん・胃がんについて手術はもちろん、専門性の高い検査や治療は当院で行い、高血圧や糖尿病などといった基礎疾患の治療や日常の定期的な採血検査などは地域の先生にお願いしており、いわゆる二人主治医制による適切な診療を行っております。

認定施設
  • 日本外科学会認定医制度修練施設
  • 日本外科学会専門医制度修練施設
  • 日本消化器外科学会専門医修練施設
  • 日本大腸肛門病学会認定施設
  • 日本消化器内視鏡学会指導施設
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設B

スタッフ紹介

嘉和知 靖之

副院長・外科部長

嘉和知 靖之(かわち やすゆき)

専門領域

  • 消化器一般外科
  • 特に下部消化管

資格等

  • 日本外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会認定医
  • 日本乳癌学会認定医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本大腸肛門病学会専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

外科部長

入江 工(いりえ たくみ)

専門領域

  • 消化器外科
  • 肝胆膵外科

資格等

  • 日本外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
  • 日本肝蔵学会認定肝臓専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本肝胆膵外科学会肝胆膵外科高度技能指導医
  • 日本胆道学会指導医
  • 日本消化器病学会認定消化器病専門医
  • 東京医科歯科大学臨床准教授
  • 緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会修了
  • 日本臨床外科学会 評議員

肝胆膵外科を中心に外科診療を行なっています。とくに膵癌外科治療を充実させていきたいと考えています。患者さん、ご家族が安心・納得して頂ける治療を一緒に考え、提供していきたいです。また、地域の医療機関のみなさまの期待に応え信頼される外科をめざします。


高松 督

外科部長・がんリハビリテーション科部長

高松 督(たかまつ すすむ)

専門領域

  • 消化器外科(肝胆膵)

資格等

  • 日本外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器病学会指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本肝胆膵外科学会肝胆膵外科高度技能指導医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
  • 東京医科歯科大学医学部臨床准教授

昭和63年東京医科歯科大学卒
(東京医科歯科大学 肝胆膵外科出身)
消化器外科が専門ですが、特に肝胆膵疾患の外科治療を含む集学的治療を中心におこなってまいりました。
よろしくお願いいたします。

役職・氏名専門領域資格等
副部長
長野 裕人
(ながの ひろと)
  • 消化器外科一般
  • 下部消化管
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本消化器外科学会指導医・専門医
  • 日本乳癌学会認定医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
平成4年埼玉医科大学卒。
消化器外科が専門で、平成16年より当院に勤務しています。
よろしくお願いします。
副部長
大司 俊郎
(おおつかさ しゅんろう)
  • 消化器外科一般
  • 上部消化管外科
  • 胃癌の腹腔鏡下手術
  • 日本外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
  • 日本静脈経腸栄養学会認定医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
副部長
加藤 俊介
(かとう しゅんすけ)
  • 消化器外科(特に大腸外科)
  • 日本外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
  • 日本内視鏡外科学会 技術認定医(大腸)
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
  • 日本赤十字社看護師特定行為研修指導者講習会修了
医師
髙橋 英徳
(たかはし ひでのり)
  • 大腸肛門外科
  • 日本外科学会専門医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
医師
中嶌 雄高
(なかじま ゆたか)
  • 消化器外科一般・食道外科
  • 日本外科学会専門医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
  • TNTコース修了
医師
水野 裕貴
(みずの ゆうき)
  • 消化器一般外科(肝胆膵外科、小児外科)
 
医師
石川 葵
(いしかわ あおい)
  • 消化管外科
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
医師
杉下 哲夫
(すぎした てつお)
  • 消化器外科
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
医師
笠井 俊輔
(かさい しゅんすけ)
  • 消化器外科
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
後期研修医
西野 将司
(にしの まさし)
  • 消化器外科一般
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

可能な検査・治療・器械について

検査
  • 消化管造影検査(上部消化管、下部消化管) 
  • 内視鏡検査(上部消化管、下部消化管)、超音波内視鏡検査
  • 腹部超音波検査
  • CT検査
  • MRI検査
治療
  • 一般外科、消化器外科領域の外科治療
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  • 鏡視下手術
18-098 18-069-118-069-1

  • 内視鏡的腫瘍切除術
  • 癌化学療法(外来化学療法を含む)
  • 膵がんと糖尿病の関係、手術やその後の生活ついて

膵がんは部位別死亡率(2016年)で男性5位、女性3位、また5年間で20%程(2007-2017年)増加している、羅患率と死亡率がほぼ一致する難治性がんの代表です。60-70代と、まだ社会で活躍している世代の疾患ですが、早期発見でき、根治切除できれば予後が期待できるがんです。黄疸や腹痛で発見されることがありますが、最近では糖尿病を契機に発見されるケースが増え注目されています。膵癌のハイリスクグループに家族性、遺伝性リスクがありますが、糖尿病では1.94倍の発がんリスクがあります。特に2-3年以内に糖尿病を発症、または長期に糖尿病通院中に急に増悪した方に、膵癌が発見されることがあります。糖尿病で通院中、急に悪くなった場合や、健診などで初めて糖尿病を指摘されたら、迷わずにお近くのかかりつけ医を受診・相談して下さい。特に膵がんにともなう糖尿病では、発症の前より体重減少を認めることがあります。体重減少、糖尿病は膵がんの早期発見の重要なキーワードとなります。

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お近くの医院、病院、かかりつけ医にて膵がんを疑う診断を受けた際には、専門医療機関への受診を強くお勧めします。膵がん以外に良性膵腫瘍、膵がんになりうる可能性のある膵のう胞性腫瘍(MCN、IPMN)、神経内分泌腫瘍、転移性膵がんなどと鑑別および適切な対応が必要です。当院では個別に疾患に合わせて、丁寧にご説明の上で、ご希望に沿った治療法を一緒に相談させていただきます。

 膵がんの存在部位により手術法は大きく2種類あります。膵頭部がんでは、膵頭十二指腸切除術を選択します。膵頭部、総肝管までの胆管・胆嚢、十二指腸~小腸、胃の一部を切除して、それぞれ吻合して再建します。膵管はとても強い消化液(でんぷん、たんぱく質、脂質すべてを消化する)を通す管であり、それを切離・吻合するため、縫合不全(膵液瘻)の危険性はあり、致命的となる場合もあります。世界中で膵液瘻ゼロを目指して工夫をしており、かなり良好な成績となってきていますが、重篤な合併症であるため、さらなる改善を進めてまいります。当院では術翌日より早期離床および経腸栄養管理を開始して、食事摂取が安定して日常生活に復帰する準備ができ、自信がもてれば退院していただいています。現在は術後2週間程度の入院期間となっています。


※膵頭部にある約2cmの膵がんに対して、亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行しました。術後19日で軽快退院され、補助化学療法を行いながら日常生活に復帰しています。

膵体尾部がんでは、膵体尾部切除術、脾臓摘出術を選択します。膵体部で膵臓を離断するため、縫合不全(膵液瘻)の危険性はありますが、膵液が活性化することが少ないため、重篤化は少ないです。こちらも食事摂取が安定して日常生活に復帰する準備ができ、自信が持てれば退院していただいています。現在は術後1週間程度の入院期間となっています。脾臓摘出すると脾摘後肺炎にかかる危険が約5%にあります。大変重篤な肺炎で多臓器不全に陥り死亡率は50-75%と言われています。そのため、当院では可能な限り手術2週間前までに肺炎球菌ワクチン接種をして頂いています。


※膵体尾部にある約7cmの膵がんに対して、膵体尾部切除術を施行しました。合併症なく術後12日で軽快退院され、補助化学療法を行いながら日常生活に復帰しています。

手術後の経過ですが、膵がんは再発率の高いがんですので定期的外来通院していただき、再発の有無をチェックしていきます。月1回腫瘍マーカーの採血、3-4か月ごとに造影CT検査を予定します。食生活や日常生活には個人差はありますが、1-3か月程で手術前の状態に回復しますので、「病気なので…、病人だから…」などと後ろ向きに考えずに、積極的に日常生活へ復帰していただくことを大切に考えています。

膵がんの手術後の予後については、個人差や病期などにより差はありますが、胃がんや大腸がんと比較すると、まだまだ満足にできるものではありません。しかし、最近では術後補助化学療法により予後は倍以上改善することが分かり、ガイドラインでも推奨されています。抗がん剤(S1)の内服治療ですが、病状やお元気具合に合わせて行うもので、強制するものではありませんので、外来にてメリットと副作用の説明いたしますので、ご理解・納得された方には通院しながら行ないます。

糖尿病の術後経過ですが、膵がんで特に 膵管閉塞所見の強く、短期間で糖尿病を発症した方は、糖尿病が改善する方もいます。膵がん自体が糖尿病を引き起こすメカニズム(3c型糖尿病)についても世界中で研究されています。その一方で、膵体尾部切除した方では(血糖を低下するインスリン分泌細胞が尾部に多く分布するため)、5年後には約3-4割に糖尿病を新規発症(3c型糖尿病)する可能性も指摘されていますので、術後も引き続き内科医師やかかりつけ医の継続治療を勧めています。

膵がんは早期発見、早期治療が可能ながんです。心配な時にはかかりつけ医とよく相談して下さい。当院へご紹介していだだければ、迅速に対応いたします。

最も大切なことですが、膵がんの原因はまだ解明されていません。今までの食生活が悪かったのかな?遺伝など自分に原因があるのではないか?などと思い悩まないで下さい。あなたが悪いのではなく、病気が悪いのですから。

もしも膵がんと診断されたら、治療の選択肢はいっぱいあります。まずは当院にご相談して下さい。外科だけではなく病院のスタッフ皆で協力して、チーム医療でしっかりとサポートいたします。一緒に頑張りましょう!

(記載 入江 工)

  • 胃癌に対する周術期栄養サポートの実際

    胃は食事の消化を担当する最も重要な臓器です。胃癌の手術に当たっては術前、術中、術後にわたって十分な配慮が必要となります。当院で行なっている実際の周術期サポートを紹介します。

術前:W-EDチューブによる栄養管理
胃癌は進行すると通過障害を生じます。特に幽門付近の癌では幽門狭窄を呈して胃拡張➡嘔吐それに続く栄養障害となります。この状態ですぐに手術を行うと、高率に周術期合併症を生じます。以前ではN-Gチューブ(経鼻胃管)による胃内容の減圧、中心静脈栄養による栄養管理を行っておりましたが、中心静脈栄養カテーテルによるカテーテル関連合併症も無視できないものでした。そこで現在は経鼻内視鏡を用いて胃内容の減圧と空腸への経管栄養を同時にできるW-EDチューブを、狭窄部を超えて留置し、術前管理を行った後に手術を行っております。

W-EDチューブ


術中:胃上部の温存を心がけます。
胃は消化の中心となる臓器であり、この切除によって「胃切除後障害」という症状が多少とも出現します。腹腔鏡手術により手術そのものの低侵襲を図っていますが、「胃切除後障害」を回避するものではありません。当院のデータでも胃全摘を行うと、腹腔鏡手術を行った早期胃癌患者さんでも1年後に平均16.5%の体重減少を生じます。


そこで最近はできるだけ胃の上部を温存する手術が普及しています。最近の研究により胃癌手術において脾臓摘出術の利点はほぼ否定されており、特に早期胃癌においては腫瘍学的にも胃上部の温存が推奨されます。



術後透視における極小残胃


術後:術後食の工夫ならびに管理栄養士による栄養指導
術後食は、以前は絶飲食➡流動食➡分粥➡全粥とう流れでしたが、現在は周術期に経口栄養補助食品を活用し切れ目のない経口摂取を取り入れて、食事は分粥を廃止して主食は全粥としました。これにより術後短期の体重減少を抑制できております。また管理栄養士による栄養指導を入院中から退院後まで継続し、胃切除後障害を評価するツールとして「PGSAS(37)アプリ」を用いて外来栄養指導を行なっております。

診療実績

   2014201520162017
全手術総数  990871820874
 悪性疾患360389360381
 大腸がん  202243206209
胃がん94897498
肝臓・胆道・膵臓がん47355458
食道がん9121310
良性疾患 630482459492
腹腔鏡手術 333247282333
(開腹手術に対する割合) 43%36%43%49%
急性腹症など緊急手術 267182180274
(全手術に対する割合) 27%21%22%31%

外来担当医表

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お問い合わせ
電話 0422-32-3111(代表)
休診日
土曜、日曜、祝祭日
5月1日(赤十字創立記念日)
12月29日〜1月3日