臨床検査部
臨床検査部の紹介
臨床検査部・輸血部・病理部は2020年3月24日にISO15189認定を取得し、国際規格に合致した臨床検査室として認定されました。 現在スタッフは総勢63名(医師2名、臨床検査技師52名、看護師5名、業務補助2名、事務2名)で常に質の高いデータを迅速に提供できる体制を整備し、信頼される検査室を目指して努力しております。
中央採血室
1日に平均450名の各外来診療科の採血と採尿、その他の検体受付を行っています。 採取した検体はエアシュータを使用して2階の検査室に搬送します。安心して検査を受けていただけるように、待ち時間の短縮や採血技術の向上など改善に努めています。
検体検査室
主に自動分析装置を使用して、血液・尿・便・髄液など検体の検査を行っています。
- 生化学検査・・肝機能(AST、ALTなど)、腎機能(尿素窒素、クレアチニンなど)、 脂質(コレステロール、中性脂肪など)、糖代謝(血糖、HbA1cなど)
- 免疫検査・・・特定ウイルスの抗原、抗体・腫瘍マーカー・薬物濃度・ホルモン
- 血液検査・・・血球算定(白血球数、赤血球数、ヘモグロビン量、血小板数など)・血液像(分析装置と顕微鏡による観察)・骨髄像(顕微鏡による観察)・血液凝固(止血機能、薬の効果判定)
- 一般検査・・・尿定性(蛋白、糖、潜血など)・尿沈渣(赤血球、上皮細胞、結晶など、分析装置と顕微鏡による観察)・便潜血・寄生虫検査
微生物検査室
微生物検査室では、食中毒を起こす大腸菌O157やサルモネラ菌、肺炎を起こす肺炎球菌や結核菌、冬に流行するインフルエンザウイルスなど、いろいろな感染症の原因菌やウイルスを探し出す仕事を行っています。また、適切な治療を行うために必要な、薬剤感受性試験も行っています。世間を騒がす耐性菌を見つけて情報提供し、院内感染防止に貢献することも大切な仕事の一つです。
生理機能検査室
用途に適した医療機器を使って、体の構造や機能に関する検査を行っています。
- 心電図検査・・・12誘導心電図・負荷心電図(歩行負荷、マスター階段負荷、トレッドミル)・長時間ホルター心電図
- 呼吸機能検査・・・肺活量・精密呼吸機能検査・気道可逆性試験
- 超音波検査・・・・心臓エコー・腹部エコー(肝臓エラストグラフィー)・血管エコー(頸動脈、下肢静脈)・体表臓器エコー(乳腺・甲状腺)
- 神経機能検査・・・脳波・筋電図(神経伝導検査、誘発電位、針筋電図、磁気刺激)
- その他・・・・・・血圧脈波検査・24時間血圧測定検査・皮膚灌流圧検査・血管内皮 機能検査・新生児聴力検査
お知らせ
研究・業務・教育のための既存試料(残余検体)の使用に関して~
武蔵野赤十字病院 臨床検査部・輸血部・病理部では、研究・業務・教育を実施する上で、臨床検査を終了した既存試料(残余検体)を使用させていただくことがございます。 残余検体の使用については「臨床検査を終了した検体の業務・教育・研究のための使用について ―日本臨床検査医学会の見解―」を遵守します。
皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い致します。
[使用方法]
検体の情報から個人を識別する情報を削除し使用します。
[倫理的配慮について]
残余検体の使用時には個人情報や検査データの守秘義務を守り、患者さんが不利益を被ることはありません。
[使用承諾について]
残余検体の使用にご承諾いただけない方は、職員にお申し出ください。
[問い合わせ先]
武蔵野赤十字病院 臨床検査部 技師長
電話:0422-32-3111(代表)
[参考]
臨床検査を終了した検体の業務・教育・研究のための使用について ー日本臨床検査医学会の見解ー 2021年改訂
https:www.jslm.org/committees/ethic/kentai.html
スタッフ紹介
部長:瀧 玲子 (たき れいこ)
専門領域
- 呼吸器内科一般
資格等
- 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
- 日本呼吸器学会呼吸器専門医・代議員
- 日本結核非結核性抗酸菌症学会結核・抗酸菌症認定医
- 日本医師会認定産業医
- がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
- 東京医科歯科大学医学部臨床教授
医師:廣瀬 俊輔(ひろせ しゅんすけ)
資格等
- 日本内科学会認定内科医
- 日本医師会認定産業医
- 医学博士